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2008年 07月 13日
先日,大学協会3団体が「企業の就職活動開始時期が早すぎる。もっと遅くしろ」という主旨の要望を経団連に出したとか。曰く,就職活動が早すぎて教育に支障が出ている,ということだそうです。
学部生の話は知りません。ktatchyの周りは一人しかしていなかったし,そんなに本気でやっているようにも見受けられなかったので,あまり参考にならないでしょう。なので,以下は大学院修士学生の例だとお考え下さい。 そうですね,修士でシュウカツを始める人は,修士1年の夏ごろには情報収集やエントリの下地の文章を作成し,秋から本格的に開始します。でまあ,製薬系で早く決まれば10-11月には内定が出ているでしょう。しかし,続く人は結構続き,修士2回の夏までやってた人もいました。スタートが遅かったわけではなく,それくらいかかっていました。 その間,やはり就職活動が気になるのか,当該学生さんはそれほど真剣に研究に取り組んでいる時間はなさそうでした。企業の情報収集,いつくるか分からない呼び出しのメールを待ち,時間が合えば説明会に出席・・・・。こんな状況でどうやって落ち着いて研究が出来るのか,と思います。ktatchyの後輩などは「あんなのは自分にとって時間の無駄以外の何物でも無い。3社くらい受けて落ちたらそれまでの話」と凄い割り切り方をしていました。まあ,その人はアカデミックを志望し,シュウカツは全然していなかったのですが。 「時間の無駄」と思うことにそれほど違和感はないです。特に研究が面白くなっている時期に就職活動に時間をとられるのはかなり不満でしょう。「将来がかかっているんだ。不満もへったくれもない」という意見もあるでしょうが,学生である以上,学びの機会を邪魔することは本末転倒も甚だしいのではないかと感じます。 色々なところでエントリが出ています。ktatchyは早期シュウカツ開始より「卒業確定後にシュウカツ開始」に賛成です。理由は簡単で,学生は自分の卒業を気にせずに職探しに専念できるし,大学側は教育の邪魔とワーワー騒がなくなります。学校側にとってはとてもよいことです。 しかし,企業側にとってはキツイでしょう。人事担当者はいつ準備をすればいいかわからないですし,どれくらい採用できるかも見込めません。新規採用の目星がつかない,というのは企業側にとっては辛いと思います。 こういうとき,外資の採用方針,つまりは年中採用機会を設けている,というのが非常に良い制度だと感じます。正直なところ,一斉採用のメリットは「会社側」にしかない気がします。研修にそれほどこだわらなければ,別に通年採用でもいいんじゃないか,そう思います。全体研修はある意味「儀式」に近いものがあります。「横並び大好き」の日本社会の風土にマッチしているといえばそうなんですが。 何が言いたいのかわからなくなってきましたが,要は「卒業後にシュウカツをする」で統一したらいいんじゃないか,ということです。早くするんであれば,「何月から何月まで」みたいに短期間に設定すべきでしょう。そうすれば何十社もエントリするなどという無駄なこともないでしょうし,「色んな業種に興味があるのにそれはキツイ」という話であれば,「シュウカツ始める前に絞り込んでね」という話です。絞り込むためにOB,OG訪問なり何なりを積極的にすればいいんじゃないでしょうか。とりあえず,連絡をしつこくとれば企業の人事担当者は話くらいはしてくれるかもしれません(多分ですが)。 大学教育,企業の採用等,色々なことが曲がり角に差し掛かっているな,と感じています。今後の動向を注意深く見ていこうと思います。
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